エアキャッチに必要なのは、前足をデッキに添わせる意識

2022年俺的研究報告

ショービットやキックフリップをはじめとした、いわゆる「回し系」と呼ばれるトリック。

それらをメイクする上でも、メイク率や質を上げ綺麗にカッコよく見せる上でも、

かなり重要なことが「エアキャッチ」です。

エアキャッチが出来るかどうかで、回し系トリックの安定感や見た目のかっこ良さはかなり上がりますよね!

でも、エアキャッチって意識して出来るわけでもないし、正直かなり難しくないですか!?

エアキャッチしてるように見えても実際にはキャッチしてるんじゃなくて、

踏みつけてスケートボードを撃ち落としたりしちゃいませんか!?

もしかしたらそれは僕だけかもしれません!?(´・∀・`)笑

でも、きっとどこかに同じ悩みを持っているスケーターの方々がいると信じて、

エアキャッチのちょっとしたコツを紹介しようと思います!!

エアキャッチって何?

そもそもではありますが、エアキャッチって何?

って方がいるかもしれないので、一応解説しておきましょう!

エアキャッチというのは、文字通りエア(空中)でキャッチする(捕まえる)ことを意味します。

キックフリップなどのスケートボードを足から離して回すトリックの一連の流れの中にある、

回転を終えたスケートボードを空中で受け止める動作(というかほぼオートで起こる動作)のことを言います。

エアキャッチはスケートボードの回し系トリックをやる上で一番気持ち良い瞬間だと僕は思っています。

なぜなら、回転を終えたスケートボードが足の裏に当たりにきて、

パシっとキャッチができたときの感触や、音、そして何より

「メイクできた!」と実感する瞬間でもあるからです!

キックフリップやポップショービットが一応メイク出来るようになったら、

次に目指すのが、このエアキャッチでトリックをメイクすること、とも言えるでしょう!

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HOW TOの説明に騙されるな!

例えば、ポップショービットのHOW TO 動画でこんな解説を聞いたことありませんか?

スケボーYouTuber
スケボーYouTuber

前足が回転の邪魔にならないように前足を外して足を体に引きつけて、

スケートボードの回転が終わるところで前足で板をキャッチします。

極一般的なトリックのやり方の説明ですよね。

僕自身、HOW TO動画を頻繁にみるのですが、

解説に従順にやりすぎて逆に上手くできない癖がついてしまう、、

なんてことが結構あります。

それは何故か?

HOW TO 動画をみてもトリックができない理由

それは、HOW TO 動画を出している人は、

その辺のスケーターよりスキル面で抜きん出ている人だからです。

彼らと、大してスケートボードが上手くない僕とは、

スケートボードを操るベースの部分の厚みが全く違うんです。

彼らは大概、早ければ10歳にも満たない幼少期、遅くても10代半ばにはスケートボードを始めて、

がむしゃらに練習をやって、やって、やりまくって時間を投資しまくった上、

感覚で身についたスキルを持っています。

一方、僕の場合20代後半にスケートボードを始め、

フルタイムで働きながら、どうにか捻出したちょっとだけの限られた時間の中で、

いかに効率良く、質の高い練習をし、無駄なくスキルアップ出来ることを目指しています。

そして、若くない分体力も時間も、吸収力もなく、

頭で理解できないと体を具体的に動かせないのです。

そして、大きな問題は、スケートボードと体が一体に動かせないので、

感覚でスケートボードを操れないのです。

長くなりましたが、そんなこんなで、

HOW TO動画を出してる方々は基本上手い人の感覚の話をしてるので、

下手なスケーターには再現できない次元の話をしているのです。

なので、HOW TO動画を真似してもそう簡単にはトリックをメイクできない。

メイクできてもなかなか習得はできない。

もしくは、逆にメイクや習得の妨げになったりしてしまうと僕は思うのです。

HOW TOで僕が勘違いしたエアキャッチのやり方

話は戻りまして、

HOW TO動画の何に騙されてはいけないのか?

それは、前足。

「前足を外して…..キャッチする。」

このフレーズです。

前足を外して…..キャッチする。

これを僕の場合、

回ってきた板の回転を回り過ぎないように前足で止めつつスケートボードを捕らえにいく。

っていうイメージを持っていました。

一見言葉にしただけだと間違ってないようにも思えますが、

あえて悪く言ってみると、

前足を伸ばしてスケートボードを地面に打ち落とすようにしてキャッチしにいく。

っていう感じのやり方をしていました。

どうやらこの「キャッチ」の仕方がよくなかったみたいで、僕は「キャッチ」に関する認識が誤っていたみたいです。

みなさんはスケートボードを「キャッチする」という言葉にどういうイメージを持っていますか?

もし僕と同じようなイメージを持って練習してる方がいましたら、

それはおそらく変えた方がいいでしょう!

じゃあ、どう考えるのか?

それを次のチャプターで紹介します!

エアキャッチは受動的な動作

ここでイキナリですが、

ポップショービットのコツを紹介します。

それは、

前足は外すには外すけど、意識としてはデッキの表面に添えておく。

っていうこと、

多くのHOW TO動画では、「前足を外すして、回転の邪魔にならないようにする」と教えてくれますが、

前足をどの程度外すのか?はあまり説明してくれません。

おそらく、ここら時点からセンスの良いスケーターと残念ながら僕のようなあまりセンスのないスケーターの分かれ道になってくるのでしょう(´・∀・`)(笑)

前足はデッキの表面に添えておくイメージ

では、ポップショービットの前足をどの程度上げるのか?

というと、

ズバリ「ほぼ上げない」「ほぼ上げなくてOK」って感じです。

それは何故か?

前足を大きく高く上げてしまうと、

前足を大きく高く外してしまうと、

前足と板が離れ過ぎて、回転の制御や、板の回転する軸の設定がしづらくなる。

からです!

そうすると結果的に、ボヨンボヨンした、フワフワしたキレのないポップショービットになってしまいます。

しかも、

その後の「キャッチ」で踏みつけて板を叩いて落とすようなキャッチになってしまいやすいので。

そうならないためにも、「ずっとデッキの表面に前足を添えておく」意識が役に立つのです。

前足をデッキの表面に添えておくイメージをすると…

これを意識すると、

なんと「キャッチ」は、実際取りに行かなくても良くなるんです!

わざわざ前足を伸ばしてスケートボードの回転を止めにいったりしなくても、

勝手に回転をほぼ終えたスケートボードが前足にくっついてくるようになります。

っていうかそもそも板へ足を伸ばして取りに行くことは「キャッチ」ではないんです!

「キャッチ」というのは実は、スケートボードが勝手に足に付いてくるのを受け止めるだけなんです!

キャッチボールを想像してみてください。

キャッチボールもそうですよね?

ボールがグローブの中に入ってくるのを待って、入ってきたところでボールを掴みますよね?

決して腕を伸ばして自分からボールを取りに行くようなことはしないと思います。

これをスケートボードに置き換えると、、、

スケートボードの回転を止めいったり踏みにいったり打ち落としてしまうようなのは「キャッチ」ではないと言えます。

前足をずっと板に添えておく意識をすると、

前足のそばで板が回るので、回転が終わったタイミングで勝手に足に付くような感じになります。

これこそがスケートボードのキャッチの仕方なんです。

前足を添わせる方法を別のトリックに応用するには

ポップショービットでのエアキャッチはわかったけど、

これだけだとどうやって他のトリックに応用していいのかがわからないですよね!?

でも考えてみると案外シンプルです。

エアキャッチができない理由

例えばキックフリップで何故エアキャッチができないか?を考えてみましょう。

  • 回転が遅くて着地がギリギリ。
  • 高さのあるキックフリップができない。
  • ロケットになってしまう…etc

ひとそれぞれ色々理由があるでしょう。

そもそもキックフリップがあまり上手くない、って方はとりあえず回す練習をいっぱいして

回数で補ってキックフリップの質をまず上げてください。

ここではそれ以上のキックフリップのスキルがあるけどどうにもエアキャッチができない、

着地が安定しない。

って方向けの改善方法です。

それは、「両足を上げすぎないようにする」ということです。

両足を上げすぎなければエアキャッチに近づける!!

ポップショービットでは「前足を添えておくイメージ」とお伝えしました。

それをキックフリップに応用すると、

「両足を上げすぎないようにする」ことです。

キックフリップをすると、スケートボードは超低空飛行なのに、

自分だけすごくジャンプしていて、スケートボードと自分の間がすごい空いてる、

とかなってませんか?

当たり前ですがこれだとエアキャッチしたくても、エアキャッチなんて到底できません。

なぜならスケートボードが跳ね上がってく力がなく、足に付きにこれないから。

です。

じゃあどうするか?

答えは簡単です、

「スケートボードと自分の距離を縮めてあげる」ことです。

スケートボードと自分の距離を縮めることでエアキャッチに近づく!

スケートボードと自分の距離を縮めてあげる、

というのを僕なりに別の言い方にすると、

「スケートボードに足を添わせること」です。

はい、ポップショービットのコツと同じです。

要は、弾いたり、フリップ足を抜いたりしたら、足を高く上半身に引き寄せて空中で待機するのではなく、

回転をしているスケートボードがギリギリ足に当たらない位置で足をスケートボードに追従させる。

ってことです。

エアキャッチができない方は、

キックフリップの時、テールを弾いた後の後ろ足を弾いた反動で思い切り高く上げたりしてないでしょうか?

そして、回転を終えたスケートボードを、まるでワシが空中から獲物を捕らえるように

押さえこむようにしてスケートボードの回転を止めにいったりしてないでしょうか?

ちょっと難しいですが、イメージ的には、

スケートボードが動く空間を頭で計算して、その空間のギリギリ外、

もっと言えばその空間を覆う線上で足を待機するようにする意識してみると良いです。

最後に。

いかがでしたでしょうか?

エアキャッチって難しいですよね!

実際僕もポップショービットやキックフリップのエアキャッチができないことなんてしょっちゅうあります(´・∀・`)

なので、エアキャッチが出来ない。。と、あまり気を落とさずに

今回紹介したコツを参考にコツコツ練習してみてください!

それでは!

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