「擦り上げ」のやり方を教えます!!

こんにちは、こんばんは。

オーリーのHOW TO動画を見ていると必ず出てくるワード「擦り上げ」。

皆さんは、この「擦り上げ」ってどんな動作だと思いますか?

「擦り上げ」をちゃんとやっていますか?

僕は、正直この「擦り上げ」という動作は必要ないと思っていました。

なぜなら、弾いてからタイミング良くノーズキックを押してあげればオーリーになるからです。

それに僕自身が、「擦り上げ」を意識してやっても擦り上げている感触を足で感じられなかったし、

自分なりの「擦り上げ」という動作を行っても何か良いことがあると実感できなかったからです。

ですがつい最近、

そもそも僕の思っていた「擦り上げ」がちゃんとした「擦り上げ」ではなかったということに気づいてしまったのです!

正しい「擦り上げ」をすることで、

  • オーリーの安定感が増す。
  • 空中で体勢が崩れず、着地が安定する。
  • キック・ヒールなどのフリップ系のクオリティとメイク率が上がる。

こんな良い効果が得られました!

そして、僕は思ったのです。

僕

「擦り上げ」ができたらスケボー上手くなった気がする。。
「擦り上げ」ってめっちゃ重要じゃん。。。!

と。

ただ単に今までは正しい「擦り上げ」が分かっていなかったのです。

だから「擦り上げ」をやるメリットも、意味も分からなかった。

ということです。

前置きが長くなりましたが、この記事では僕が発見した僕なりの「正しい擦り上げ」を紹介します。

間違った「擦り上げ」

僕がハマった落とし穴。

それは「擦り上げ」という動作を正しく認識していなかったことです。

皆さんは「擦り上げ」とはどういう動作だとイメージして実際に実行していますか?

ここで認識を間違えると、僕のように

「擦り上げ」の恩恵を受けることができないうえ「擦り上げ」なんて必要ない!

という見解に至ってしまうこともあるかもしれません!(これは極論ですが…(´・∀・`))

ということで、よくあるオーリーの解説を基に、

僕のしていた「擦り上げ」に関する勘違いを紹介します。

よくある「擦り上げ」の解説

オーリーのHOW TOをはじめ、キックフリップやヒールフリップ等、

オーリーをベースとしたトリックのHOW TOではほぼ必ず出てくるワード「擦り上げ」。

だいたいに於いて、擦り上げの解説は以下のような感じでしょう。

上手いスケーター
上手いスケーター

オーリーは、

1.テールを弾きます。
2.それと同時に前足を擦り上げてノーズキックまで持っていきます。
3.ノーズキックを思い切り進行方向に押してテールを上げます。

「弾く、擦り上げる、刺す!」この動作を素早くやるのがオーリーです!

どうでしょう?聞き覚えのある解説だと思います。

こういう解説の中で、解説者が「2」を説明する時、

テールを踏んで、ノーズが上がった状態で前足を擦ってノーズキックまで足を移動させる動作、

「擦り上げ」のモーションの振りをすることが多いと思います。

僕はこのモーションの説明にこそ間違った「擦り上げ」の認識を植え付ける原因があると僕は思っています。

僕がしていた勘違い

上のようなHOW TOを見た僕は、

僕

そうか!
「擦り上げ」っていうのは、
板が斜めになって上昇していく段階で、更に板を高く引き上げるために行う動作なんだ!
擦り上げをすると高く板を引き上げられるんだ!

という風に解釈をしたわけです。

そして実際にそれをスケートボードの上で再現をしてみると。。。

あら、どうでしょう!!

擦り上げる感覚なんてほぼありません。。。

むしろ変に足をスリスリしようとすると、オーリーのリズムが崩れてできません。

僕は、

HOW TOでスケートボードが斜めに上昇中に頑張って擦り上げをすることで更にスケートボードを高くしっかり上げられる。

という間違った解釈をしてしまったのです。

でもそれでは「擦り上げ」が上手く機能しなかった。

だから僕は「擦り上げ」は必要ない、という極論に至ってしまったのです。

この記事を読んでる方の中にも、

「擦り上げ」はスケートボードが上昇中に行う動作、だと思っている方もいるのではないでしょうか?

正しい「擦り上げ」のやり方

じゃあ僕が発見した正しい「擦り上げ」とはどんな動作なのか?

についての説明に移りましょう。

やり方は至ってシンプルです。

ですが、オーリー初心者には少しやりづらいかもしれません。。

テールを弾くことよりも「擦り上げる」ことを優先する

僕が思う正しい擦り上げの順番は以下の通りです。

  1. オーリーのスタンスの状態から、スケートボードの表面に前足を擦り付けながらノーズに向かって動かす。
  2. ノーズに向けて前足を動かしていくことでテールが自動的に下がるのでそれに合わせてテールを弾く。
  3. ノーズを押して刺す。

という流れです。

簡単に言ってしまえば、

「テールの弾き→ノーズへの擦り上げ」の順番が、

「ノーズへの擦り上げ→テールの弾き」という具合で逆になる、って感じです。

便宜上順番で説明をしていますが、

実際にはほぼ同時の動作になります。

ですが、

動作スタートのキッカケが、テールの弾きではなくノーズへの擦り上げ。

になります。ここが大きな違いです。

テールを弾くことではなく、

スタンスをとって立った状態からまず初めに前足を思い切りデッキの表面にこすりつけるのです。

ですので、

僕がオーリーHOW TOで間違って認識していた大きなポイントは、
「スケートボードが斜めになって上昇中に擦り上げをする」という点です。

僕が発見した僕なりの正しい擦り上げは、

「スケートボードが地面に着いた状態から擦り上げをする」のです。

スケートボードが斜めの状態では感じることのできなかった擦り上げですが、

スケートボードが地面に着いた状態だとしっかり「擦り上げ」の感触を得られたのです。

テールは勝手に弾かれる

じゃあテールの弾きはどうするの?と思う方もいるかと思います。

それも納得できます。

この章の初めに「オーリー初心者には少しやりづらいかも」と書きました。

この理由がテールの弾きにあります。

僕は長いことテールを弾く動作をすることで前足が自由に動かせるようになる。

そう思っていました。

だけど今回の擦り上げの発見によって、そうではないということに改めて気づくことができました。

スケートボードを初めてこれまで何百回、何千回とオーリーをしてきました。

恐らくその積み重ねた経験値から、

オーリーをしようと思うと、意識をしなくてもある程度自動的にテールの弾きをするようになっていました。

なので、テールを弾くのではなくて前足を擦り上げることに意識を集中してオーリーをしても、

後ろ足は勝手にテールを弾くのです。

これはある程度オーリーを練習してきた方ならほぼ誰でも当てはまることだと思います。

ですが、これからオーリーを始めるという方はこの限りではないと思います。

実際、僕がスイッチで同じことをしようとしても上手くオーリーはできません。

それは、スイッチオーリーがそこまで体に刷り込まれていないからです。

そう言った理由から初心者にはやりづらいかも、と言いました。

改めてまとめると、

  1. スケートボードが4輪地面に着いた平らの状態で前足をデッキ表面にこすり付けてノーズへ向かわせる。
  2. それに合わせてテールが自動的に下がり地面にヒット。
  3. ノーズを押して刺し動作。

とういう流れです。

「擦り上げ」の精度を上げる練習!応用してみよう!

最後に、「擦り上げ」動作の精度を上げる練習方法です!

「擦り上げ」をしっかり体に染み込ませることで、

キックフリップやヒールフリップにも応用が出来て、メイク率やクオリティを上げることができます!

練習方法は至ってシンプルです。

それはとにかく色んな持ち技で使って応用してみる!

これに尽きます。

はい、雑ですよね。

なので、練習方法というかおすすめの練習の順番を紹介します。

  1. オーリーでひたすら体に刷り込む
  2. 180オーリー(得意な側)に応用してひたすら体に刷り込む
  3. 180オーリー(逆側)に応用してひたすら体に刷り込む
  4. キックフリップorヒールフリップに応用してひたすら体に刷り込む

ざっとこんなところです。

いきなり色んな技で試そうとしないで、基礎的なトリックから順番に応用して精度を上げていくのが僕は良いと思います。

僕が思う正しい「擦り上げ」をやれば、スケートボードの足への張り付き感や着地の安定感をきっと感じられると思います。(※ただし個人差あり)

それではこの辺で。

ご精読ありがとうございました。

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